VB.DOC メモ [日記]
ちょっと仕事でVisual Basic.NET で開発したプログラムのドキュメント化を行うことになりまして、VB.DOCを使うことになりました。
まぁ、色々とあったので、それらをメモしておきます。
使用したバージョンは、VB.DOC 0.4。
故あって、コマンドライン版。
VB.DOCは、VB.NETで書かれたソースから最終的なドキュメントを作成するツールではなく、中間ファイル的なXMLファイルを作成するだけ。
その中間ファイル的なXMLファイルから、人間が見やすい形式のドキュメントを作るのは NDOC(VB.DOCに付属)
MSDN風に出力使用とすると、HTML Help Workshopが必要(別途入手)。
JavaDoc風で出力するなら特に何も要らない。
ドキュメントを作成するには、ビルド済みのバイナリ(exeファイルやdllファイル)が必要。
サンプル等を見ると、コメントを「'''
」で書いてあるが、デフォルト設定ではドキュメント化の対象となるコメントは「'
」で始まるコメント。つまり全てのコメントが対象(逆に「'''
」と書くと、''
がドキュメントに出力される)。
設定の変更は可能。
日本語が遍く文字化けする。
ソースコードの文字コードを、UTF-8に変換すればOK。
コメント部分に <、& は使えない。
使いたい場合は、実体参照(<、& )で記述する。
ドキュメントを改行することが出来ない。
HTMLの<p>に相当するタグ<para>はあるが、<br>に相当するタグが無い。
NDOCでは<br/>と書けば改行できるらしいが、VB.DOCの処理中に「不明なタグ」としてエラーになるので、結局NG。
エラー箇所の行番号が適当すぎる。
ドキュメント対象のプロジェクトの名前に非ASCII文字が含まれていると、例外を吐いて落ちる。
でも、ファイルは出来ているので無視したら良い(多分)。
namespaceに非ASCII文字が含まれていると(プロジェクト名が非ASCIIの場合も含む)、作成したドキュメントでリンクが切れている箇所がある。
リンク先のURL部分が「%8A%BF%8E%9A
」という感じの指定になっているため。
インターフェースのメソッドのドキュメントは、メソッド宣言の後ろに書く。
(他のものは、定義の前に書く)
と、こんな感じなので、会社ではプリプロセッサとポストプロセッサを作って、色々とごまかしながら使っている。
今日の一冊 | ||
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一般の人向けの暗号の本で、 「広く浅く」 なら、今のところ、コレが一番 |
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