環境変数を設定する。

とあるソフトウェアをインストールしたディレクトリに、パスを通す事になりました。

（インストーラが）デスクトップとスタートメニューにショートカットを作成するのだから、わざわざパスを通す必要なんか無いと思うのですが、どうやらコマンドプロンプトから起動したいという人がユーザに居るらしく、是非やってくれと言う事なのです。

そんな訳で、インストールしたディレクトリをパスに追加する機能をインストーラに仕込むことになりました。

パスを通すと言っても結局は環境変数「PATH」に追加するだけですから、要は環境変数の設定です。

さて、環境変数の設定方法ですが………。

Windows 9x（Meも多分含む）だと、ブートドライブのルートにある「autoexec.bat」に環境変数設定コマンドを書くだけです。
「autoexec.bat」は普通のテキストファイルなので、後はテキストファイルの操作をするだけ。変更後は再起動。凝った事をしなければ簡単です。

ただ、ブートドライブが何処なのかを知る方法が………。

NT系の場合は、環境変数の設定は「autoexec.bat」には書きません。
（「autoexec.bat」に書いても有効だという話は聞いたことあるんですけど）

NT系で環境変数を設定しようと思ったら、レジストリをいじることになります。
場所は

HKEY_CURRENT_USER\Environment

と

HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Control\Session Manager\Environment

でもって、WM_SETTINGCHANGEメッセージを投げて変更を通知します。

::SendMessage(HWND_BROADCAST, WM_SETTINGCHANGE, 0, (LPARAM)"Environment");

まぁ、再起動でも良いんですが。

しかし、GUIなソフトウェアをコマンドプロンプトから使うような人（当然、操作もマウスじゃなくて全てキーボードで行う）は、パスくらい自力で通せると思うんだけどねぇ………。
っていうか、むしろ「余計な事はするな」とか言いそうなんですが。

参考資料：http://www.codeguru.com/Cpp/W-P/win32/tutorials/article.php/c10849

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