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お金にならないことをするから先生なんだ [戯言]

高木浩光氏の日記を見ていて、気になる発言を見つけた。

上のリンク先は「日弁連サイバー犯罪条約対応担当(当時)弁護士と語らってきた」というタイトルの記事で、その中での弁護士の発言。

でも結果的にどちらで落ちてても、無罪になれば、それはそれで弁護の目的は達成する

これが非常に気になる。

個人的に、(刑事裁判における)弁護士の仕事とは、
「罪を犯していない人が罰せられないようにすること」
そして
「罪を犯した人が、それにそぐわない罰を受けないようにすること」
だと思っている。

ただ単に裁判で無罪を勝ち取れば(この「勝ち取る」という言い回しも嫌い)良いというわけじゃないと思う。
以前「殺人罪で起訴された被告を無罪に出来ると充実感を感じる」と言った弁護士もいたけど、それは何か違うんじゃないだろうか。

閑話休題

それに、日本においては、逮捕された時点で(起訴の有無、裁判の結果がどうであれ)犯罪者扱いされる風習がまだ強い。

「本当の意味で」無罪にするのが目的であるなら、罪を犯していない人が逮捕されないようにしてこそ弁護の目的は完遂されるのではないだろうか。

もっとも、企業の顧問弁護士等ならいざ知らず、依頼人ですらない一個人のために色々と労力を使う義理は全くと言っていいほど無いし、得するどころかメシの種が減ってしまうわけなのですがね。

で、ここまで書いて思った。

この世に「先生」と呼ばれる職業は多々ありますが、 職業本来の目的を厳密に遂行しようとすると、全く儲からないと言うことに気付いた。


と言うようなことをtwitterに書いた訳だが、流石にこの内容を140字まで圧縮するのには無理があった。


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